2017年2月22日水曜日

Vol.20 動物(自然)と同化する気功法 五禽戯

「道(タオ)の教えをやさしく
伝えるWebマガジン」


===========○● 
TAOプレイス通信 Vol.20
2017年2月21日号 
●○===========


TAOプレイスの宝生です。


2月12(日)に
今年最初の
心とからだのリラックスワーク
を行いました。

テーマは
五禽戯(前編)
〜動物(自然)と同化する気功法〜

皆さん
脱力(流体)づくりにも
たっぷり時間をかけ
身体の内側を感じつつ
外側の動きはのびのびと
とても気持ち良さそうに
行っていました☆

今日は
その日の内容の一部と
皆さんの感想を
あわせてご紹介します。

また、翌日2/13には
ブログ「たおやか通信」
にも投稿ししています。

ブログは こちら からご覧ください。
http://ameblo.jp/tao-oneness/entry-12247609459.html



Index———————————— 

【1】リラックスワーク
五禽戯(前編)の報告

【2】次回のワーク
五禽戯(後編)のお知らせ

【3】編集後記 
———————————————



■□■□■□■□■□■□■□■□■
【1】リラックスワーク
五禽戯(前編)の報告
■□■□■□■□■□■□■□■□■


《五禽戯について》

「五禽戯」は
中国の伝統的な気功法
の一つです。

「華佗(かだ)」という
後漢(三国志の時代)
の名医が、
古代の導引術や
吐納法(呼吸法)
にもとづいて
五種類の動物
(熊、虎、鹿、猿、鳥)
の特徴を研究し、
考案したといわれています。

華佗は、
世界で初めて麻酔薬を
使って外科手術を
行った医者で、
華佗の弟子は、
この五禽戯を実践
したことで、
長寿であったと
伝えられています。

「五禽戯」の起源は、
『すでに古代中国
(四千年前)の人民は、
導引吐納と鳥獣の動作
を真似て身体を動かし、
病を治す事を知っていた』
と華佗自身が
伝えています。

現在では、
五禽戯の流派は
数多く存在しており、
五禽戯の調査、研究機関
が調べた所によると、
大きく分けて四種類
(四組)の動作に
分けられるといわれ
ています。

今回、
TAOプレイスでご紹介した
「五禽戯」は、
その内の最も簡潔で
解りやすい動作(一組)
に属しています。

老若男女を問わず、
誰にでも気軽に
取り組めます。

また、
動きがシンプルなので、
身体の内側を意識しやすく、
運気(内気功)にも
適しています。




《五禽戯のイメージと効果》

五禽戯の主な効果は、
体力増強、
気力増進に加え、
気血の周流を良くしながら
身体を柔軟にし、
内臓の機能を高める
効果があります。


(1)熊…落ち着き
胃腸の強化、腹部を柔軟にする

(2)虎…力強い
気力・体力の強化、横隔膜を柔軟にする

(3)鹿…しなやか
筋骨、関節の強化、背部を柔軟にする

(4)猿…俊敏、機敏
反射神経を養う、肩甲骨を柔軟にする

(5)鳥…伸びやか
心肺機能の強化、腕・脚を柔軟にする


当日は、
さらに「気」について
のレクチャーと、
気功法(五禽戯)を
行う上でのコツを
教わってから
ワークに入りました。

今回「前編」では、
熊、虎、鳥の
三種類を行いました。

分解しながら、
手の動かし方、
足の動かし方を覚え、
そこに
呼吸を合わせながら、
身体の内側を意識して
動いていきました。

のびのび気持ちよく
身体を動かし、
心身ともに
リラックスしていき、
終わる頃には
身体エネルギーが活性化して、
皆さんの頬が
お風呂あがりのように
紅く染まっていました。
(*^-^*)


皆さんの感想からも、
五禽戯の効果を
心と身体で実感している
様子が伝わってきます。




ここから、その一部をご紹介します☆

《参加した皆さんの感想》


●朝は背中が
固かったのですが、
背中全体が柔らかくなり
呼吸も深くとても楽に
できるようになりました。

鳥の動作が
のびのびとして
気持ち良かったです。
心身共に安定した
感じになりました。

.........................................

●とても時間が短く
感じられるワークでした。

動物(自然)をまねる
ことによる効果には
目をみはるものがありました。

脱力して行う
熊、虎の動きによる
気の高まり、
鳥の動きによる柔軟さ。

それは、
呼吸の深さや
体の温かさによって
感じられ、
五禽戯の深さを
感じました。

.........................................

●初めて五禽戯の
ワークを受けました。

今日はいつも以上に
身体が緩んだ
感覚がありました。

特に肩甲骨周りが楽になり、
呼吸がしやすかったです。

気や勁(重力による力)
の流れを意識すると、
更にやりやすい感覚が
ありました。

脱力して動物になりきれば
「病が治る」という意味
もわかる気がしました。

.........................................

●胃痛を抱えて
の参加でしたが、
終わった時
気に満ち満ちていて
胃の痛みは消え、
悩まされていたことが
整理できたことは
大きかった。

この感覚を大切にします。

.........................................

●身体がどんどん
変化していく事は
驚きでしかありません。

身体は
あらゆるメッセージを
知らせてくれている事を
改めて感じずには
いられません。

これからは
身体からのサインを
大切に受け止めます。

.........................................

●我が家では
猫を飼っているが
動物の身体のしなやかさ
柔らかさには、
つくづくと感心
させられている。

その独特の動物の動きを
今回のワークで
体験してみると、
なんだか、
人間の自分が
それぞれの動物
(熊、虎、鳥)と
同化しているような
感覚があった。

頭で動きを考えなくとも、
自然に自分の身体が
動いている感覚が
初めて感じられた。

.........................................

●脇腹の緩みの
重要性を実感しました。
(ようやく緩むように
なったのかもしれません)

気の操作だけで
身体がはっきりと緩み
内部の感覚が明確に
なるのは驚きでした。

......................................... 


●リラックスワークでは
2回目の五禽戯でしたが、
奥深さを
より一層感じられ、
身体の中に浸透し、
緩んでくるのを
感じました。

余計な思いもなくなり
すっきりして、
心も穏やかになって
いるのを感じます。

人間とは、何と
精妙にできている
生き物なのかを
感じさせてもらい
ました。

皆さんのエネルギーが
一体となったように
感じました。
この場の大切さを
改めて感じました。

ありがとうございました。




■□■□■□■□■□■□■□■□■
【1】次回のワーク
五禽戯(後編)のお知らせ
■□■□■□■□■□■□■□■□■


次回の
心とからだのリラックスワーク
のご案内です。


【テーマ】
内功・五禽戯(後編)

・2017年3月12日(日) 
・10:00〜12:30
・9:30 開場
・どなたでも参加可能
・動きやすい服をご持参ください
・3,000 円 
・講師 福士晶子
・アクセス/TAO プレイス道場 
http://www.taopl.com/access/index.html 





●◯……………◯●



【編集後記】


内功修練は
動作を覚えたところ
からが始まりなのだと
つくづく感じています。

今回のワークの後も、
長く道場に通って
いる修練生から、
改めて
今回のワークは良かった!
という声を多く
いただきました。

それは、
動作に入る前に
たっぷり時間をとって
身体の内側に意識を
向けるトレーニングを
行ったからではないか
と思います。

当日は、
・勁功のコツは脱力+3つの感覚
・気功のコツは脱力+気の感覚
・脱力(抜き)による身体の動かし方
・抜きによる「起こり」のベクトル感覚
・基本の呼吸法と内的感覚のとり方
・動作と呼吸を調和させた動かし方
というように、
大切なポイントやコツを
1つひとつ丁寧に覚え、
それを動物の動きに
つなげていきました。

それによって
身体感覚が高まり、
動作もスムーズに
行えるようになった
のではないか…
と感じます。

身体感覚も
1回体験しただけでは
すぐに忘れてしまう
のが私達の現状ですね。

だからこそ
繰り返し行って
身体で覚えて
いきましょう!!

次回、後編も
今回の復習から入り
五種類全ての動物を
行う予定です。

初心者も大歓迎です!
ぜひご参加ください♪



最後までお読みいただき 
ありがとうございました♪




★☆……………………………

▼ご意見やご感想をお待ちしています。 
infotaopl★gmail.com 
★を@変えてください

▼バックナンバー(過去記事) 
http://taoplace-news.blogspot.jp/

▼体験見学のお申し込み 
http://www.taopl.com/contact/contact.html

▼公式ホームページ 
http://www.taopl.com

▼たおやか通信(オフィシャルブログ) 
http://ameblo.jp/tao-oneness

▼フェイスブックページ 
https://www.facebook.com/taoplace/


★☆………………………………