2016年9月9日金曜日

Vol.11 ピアノを弾く姿勢で重要なポイント TAOセルフチューニング講座




TAOプレイスの宝生です。

去る7月29日(金)に
3回目の調律練気
『TAOセルフチューニング講座』
を行いました。

今回は3回目で、
ピアノを弾く姿勢
において重要な
セルフチューニング法を
レッスンしました。

そこで、
そのレッスンの一部と
皆さんからいただいた
感想をご紹介します。




Index—————————————
【1】セルフチューニング講座(3)
ワークの報告
【2】参加者の感想
【3】次回の予定
【4】編集後記
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【1】TAOセルフチューニング講座
Part.3
ワークの報告
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■はじめに
(by宮﨑指導士)

この講座を開くことに
なったきっかけは、
私がピアノの調律を
している関係で
ピアニストの方から
本番前に緊張して
思うように演奏ができない
というような相談を
受けたことから
始まりました。

そこで、
ピアノだけでなく
舞台等で表現をする
方達のために
リラックスをして
パフォーマンスできる
ようになるために何か
できないかと考えました。

また、
舞台表現だけでなく
日常生活の中でも
緊張をする場面は
たくさんあり
それを何とかしたい
と思っている方も
多いと思います。

そこで、
ピアノを調律するように
自分自身を調律して、
日常の緊張する場面にも
活かせるような
トレーニングができたら…。

こうして誕生したのが
TAOセルフチューニング講座
です。

練気の基本を
どなたにでも
理解できるような
内容にしてレッスン
を行っていきます。

大切なのは、
身体の感覚に意識を向ける
ということです。

ふだん私達は
自分の身体でありながら
自分の身体の内側で
起きている感覚を
深く感じていないのが
現状です。

そこで、
この時間は、ぜひ
意識を自分の内側に
向けてみてください。
色々な発見が
あると思います。

また、
日常では感じない
不思議な感覚を
感じられるかも
しれません。

それを
楽しみに
さっそく講座に
入っていきましょう!

................................



■講座の内容

①レクチャー

【コンセプト】
練気柔真法をベースにした
セルフチューニング法で
自分自身を調律する
【セルフチューニングの基準】
人間は自然の一部。

という観点から…
基準は
自然の法則

自然の法則とは
宇宙(自然界)には
4大法則がある。

その中で最も大きな
影響を受けている
《重力》
(天体間の力)
に自分を調律する。

大切なのは、
身体感覚。


...........................


②現状把握
2人1組でペアを組み、
AさんとBさんを
決めます。

Aさんは楽に立ち、
肘を約90度に曲げ
ピアノの鍵盤に
手を置いた姿勢
になります。

ピアノを弾かない方は
パソコンを打つ姿勢、
デスクワークの姿勢、
料理をする時の姿勢等、
日常生活の中で
似たような姿勢で
行いましょう。

Bさんは
Aさんの後ろから
両肘の真下に掌を添え
真直ぐ上に力を加え、
肘の重さを確認します。

これを
「肘上げチェック」
と呼びます。

この
「肘上げチェック」
を次の1〜3の順で
身体の状態を変えて
肘の重さの変化
を感じてみましょう。


1:普段の状態の時
(日常の自分のままで)

→肘と肩が
軽く持ち上がる

2:緊張状態の時
(緊張する場面をイメージして)

→肘と肩が
さらに軽く持ち上がる

3:リラックスした時
(今できる限り脱力して)

→リラックスが深まるほど
肘、肩共に持ち上がりにくくなる

これは
一体何を意味して
いるのでしょうか?

...........................


③シェアリング

下記のような問いを
皆で考えシェアしました。

Q:緊張して
肘が軽い時と、
リラックスして
肘が重い時とで、
演奏にどのような
影響があるでしょう?

緊張していると、
身体が硬くなり、
ここでエネルギーを出したい!

というところで
うまく調節できない。

その反対に
リラックスしていると、
滑らかに弾ける。

そういう時は
心の意図に応じて
身体がスムーズに
反応してくれている。
というような話しが
出されました。

このことは、
演奏以外の
あらゆる身体動作に
共通することですね。

ここ!という時に
誰もが当たり前に
リラックスをしよう
とはします。

ところが、
どうしたら
その状態がつくれるか
という具体的な
身体のコントロール法
が分からない。

そこで今日は
「脱力」
をキーワードに
具体的な
コントロール法を
ご紹介していきます。

...........................



④身体各部を緩める
お互いに身体を緩ませ
緊張を解きほぐします。

身体が柔らかく
緩んでいくのを感じ
ながら行いましょう。

その感覚のまま、
「肘上げチェック」
を再度行い、
肘の重さの違い
を確認します。

→だいぶ肘がどっしり
重く安定してきました。

この要領で、
次の5つのステップで
セルフ・チューニングを
行います。

...........................



⑤セルフ・チューニング法

【Step.1〜5】
ステップごとに
「肘上げチェック」
を行います。

段階をおって
身体の変化を
感じていきましょう。


【Step.1】
腕のチューニング
腕の脱力チェックで
重力感覚と
流体感覚を感じる
(基本〜応用)



【Step.2】
振り子感覚のチューニング
スワイショウで
中心感覚を感じる


【Step.3】
肩と肘のチューニング
(流体感覚+呼吸)

【Step.4】
胸と背中のチューニング
(流体感覚+呼吸)

★Step.3と4の
ポイントは、
吐きの呼吸に合わせて
各部位の力を抜いた時、
身体内部に生じた
下向きの流れと
重さの感覚を
感じることです。
(重力感覚)


【Step.5】
身体中心のチューニング
(流体感覚+呼吸)

★ステップ5の
ポイントは
吐きの呼吸に合わせて
脱力しいくと
下向きの流れが
下腹部(丹田)に
溜まっていき、
身体中心がどっしり
安定するのを
感じることです。
(中心感覚)

...........................


■最後に
「肘上げチェック」
でもう一度違いを
再確認。
→参加された皆さんの
立ち姿勢が
凛として美しく、
中心が整い、
どっしりと安定した
身体になっていました!


☆いかがでしたか?
これからは、
肩・胸・背中の抜きと
身体中心への
セルフチューニングで、
肘への流れを感じ、
リラックスした状態で
ピアノに向かって
みてください。
今までより
しっかりとしたタッチと、
芯のある響きを出す
ことが出来るように
なっていると思います。
そして、これを
日常のあらゆる場面でも
ぜひ活用してください!



■まとめ
緊張したら
セルフチューニングで
脱力しよう!



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【2】参加者の感想
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●久しぶりに参加しました。
素晴らしいことを
ずっと続けている場だな
と思いました。

基本的なことは
多少思い出せたものの、
身体の細かいところまで
見ていく感覚は
最近やっていませんでした。

終わった後、
腕が緩んだ感覚がありました。



●今回3度目の参加ですが、
毎回自分の中に発見があります。

少し中心が出来てきた
感じがあります。
感想を書く字も、
いつもより書きやすい
気がします。


●私は今、
大学でバイオリンを
やっているのですが、
発表会や試験などで緊張して、
いつも自分の思ったような
演奏が出来なくて
悩んでいました。

今日参加して、
自分の身体のことや
緊張している時の感じ等
が自覚できました。
教えていただいたことを
自分でもやっていこう
と思います。

参加できて本当に良かったです。
ありがとうございました。


●講習のはじめと終わりで
こうも身体の感覚が
変わるものなのかと
驚いています。

自分でも出来るように
家で復習して、
自分の身体を
操れるようにしたい
と思います。


●セミナー
開始時のbeforeと、
終了時のafterを、
明確に体験できて
良かった。

プログラムが
ステップbyステップで
よく考えられて
構成されていて、
理解しながら
段階を追って
修練できて良かった。
また参加したい。




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【3】次回の予定
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TAOセルフチューニング講座
~Part.4~


9月30日(金)
19:00〜21:00
受付開始18:30〜







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〈編集後記〉



TAOセルフチューニング講座、
講師は
ピアノの調律師である
宮﨑剛史指導士です。

普段のコースとは違い、
ミュージシャンの方等、
音楽に携わっている方が
多く参加されている
のが特徴です☆

講座では、
自分自身を調律する
という副題のとおり、
調律という視点から、
シリーズで
練気柔真法の身体レッスンを
基本から学んでいます。

毎回、
カリキュラムの中から
いくつかの
セルフチューニング法を
取り上げてレッスン
していきます。

次回は、第4回目です。
今回のメルマガを読んで
興味を持たれた方は
ぜひ次回
9/30の講座に
ご参加くださいね!



最後までお読みいただき
ありがとうございました♪




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